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2017年4月24日月曜日

くるり「琥珀色の街、上海蟹の朝」を通じて見えた過去のあの感じ



くるりのシングル『琥珀色の街、上海蟹の朝』のMVがYoutubeで公開されました。


最初に聴いたときは"上海蟹食べたい あなたと食べたいよ"という歌詞のインパクトと、久しぶりに聴く岸田繁のラップばかりが気になってしまって、ちゃんと聴けてなかったのですが、繰り返して聴いてみるとやっぱりくるりだなあという感じ。

"感じ"で済ましてしまうと、元も子もないですが。


くるりとヒップホップ、つながりがないように思われがちですが、実は今までの作品の中でも取り入れられてきました。

たとえば2001年発売のサードアルバム『TEAM ROCK 』では1曲目から大胆に使用されていますし、ヒップホップのバッキングトラックのような打ち込みサウンドは次のアルバム『THE WORLD IS MINE』に至るまで、あの時代のくるりサウンドを作る上で欠かせない要素であると思っています。

僕はこのシングルを聴きながら、"どことなく『TEAM ROCK』〜『THE WORLD IS MINE』に似ている!"と考えていました。

もちろん、同じアーティストの作品なので似ているという表現はおかしいのでしょうが、時代によってテイストというものも少しずつ変わります。


どこが似ているのか、というと、持っているテーマが近いところ、もしかしたら地続きのものだというところでしょうか。

「琥珀色の街、上海蟹の朝」は人と人のつながりを描いた曲で、ひとつの答えが出ています。

"もういいよ そういうの

君はもう一人じゃないから"

(琥珀色の街、上海蟹の朝)


『TEAM ROCK』〜『THE WORLD IS MINE』は苛立ちや諦めについて歌っていた時期であり、そういう感情を表現するため無機質な打ち込みサウンドやヒップホップを用いているのではないかと僕は思っていて、同時に孤独について語った作品群であるとも思っています。

「琥珀色の街、上海蟹の朝」にあるのは、決してあの時代のくるりではない、だけど、ある意味では過去に対する答えのような作品なのかもしれません。


最後にカバーしようと思っている人のためにコードを書いておきますので、どうぞご活用ください!

|BbM7 A7 |Dm G7 |

|BbM7 A7 |Dm G7 |

|BbM7 A7 |AbM7 G7 |

|BbM7 A7 |Dm G7 |

[転調パート]
|EbM7 D7 |Gm Bb7 |

|EbM7 D7 |Gm Bb7 |

|EbM7 D7 |DbM7 Bb7 |

|EbM7 D7 |Gm Bb7 |


くるりに関するレビュー記事!

『夜中の音楽〜THE WORLD IS MINE/くるり』
https://dewahiroki.blogspot.jp/2016/06/the-world-is-mine.html

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