こんにちは。ギタリストの出葉広貴です。
ギターのFコード、特に人差し指ですべての弦を押さえるセーハは「最初の難関」だとよくいわれます。
きっと上手く押さえられず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
この初心者泣かせのセーハ・コードを今回はまず「本当に必要なのか?」というところから、セーハの押さえ方まで詳しく解説していきます。
セーハは必要なのか?
セーハとは一本の指で複数の弦を押さえる押さえ方のことです。バレー・コードと呼ばれることもありますね。
一般的にはFコードをはじめとした、5~6本の弦を押さえるときに使われることの多い名称。
指先で2~3本の弦を押さえるときなどは、あまりセーハと呼ばれない気がします。
代表的なFコードを例にセーハのメリットとデメリットを見ていきましょう!
セーハは必要なのか?〜セーハのメリット〜
まずメリットは、1本の指で複数の弦を押さえられることですね!これによって、他の指も組み合わせて多彩なコードフォームを押さえることができるようになります。
一般的なFの押さえ方も、人差し指のセーハと他の3本の指の組み合わせの賜物ですよね。
セーハは必要なのか?〜セーハのデメリット〜
次はデメリットを考えてみましょう。人差し指で1フレットのすべての弦を押さえるため、他の指で押さえているところにも力を入れる必要があります。
そのために大きな力が必要になり、押さえるのが難しいので「最初の難関」になってしまうわけです。
ここまでをまとめてみると、「セーハのフォームは必要、だけど力の入れ方は見直す必要がある」と言えそうです。
セーハの押さえ方を見直そう
人差し指で6本の弦を押さえることで、必要な力が大きくなる上、かかっている力も分散しやすくなります。
この状態を改善するにはどうすれば良いか、というとすごくシンプル。
押さえるところだけに力をかければ良いのですね。
6弦を人差し指の指先のあたり、付け根のあたりで1,2弦を押弦します。
5~3弦は他の指で押さえているので、人差し指は軽く触っているぐらいでOK。
すべての弦を押さえるセーハは指を棒のように使いますが、この方法は指を弓型にするようなイメージですね。
セーハの押さえ方を見直そう〜複数の指を使う方法〜
次はそもそもセーハを使わない押さえ方をご紹介します。
それは、人差し指の第一関節より先で1,2弦を押さえ、親指で6弦を押さえる方法です。
親指はおさえるというより、6弦側にひっかけるイメージ。
実はセーハよりもこちらの方が安定しやすいかもしれませんね。
セーハの押さえ方を見直そう~コードフォームを変えてしまおう!~
実はFの押さえ方は定番のあの形だけではありません。
Fの構成音(ファ・ラ・ド)が入っていれば、どんなコードフォームでもFなのです!
それをふまえて、セーハを使わない押さえ方も見ていきましょう。
まとめ
今回は従来のセーハの押さえ方から、新しいアイディアをいくつか出してみました。ギターには決められた押さえ方やコードフォームはありませんから、思いついた方法をぜひ試してみてくださいね!
あなたの方法で、ギターを楽しんでください。
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