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"髪の毛のにおいを嗅ぎあって
臭いなってふざけあったり
くだらないの中に愛が
人は笑うように生きる"
(くだらないの中に/星野源)
星野源という人を知ったのはいつだっただろうか。
おそらくまだSAKEROCKは解散していなくて、SAKEROCKでギターを弾いている人という認識だった。
SAKEROCKの浜野謙太率いる在日ファンクを気に入ってよく聴いていたので、その流れでなんとなくソロアーティスト星野源も聴き始めたように思う。
最初に彼の音楽に感じたのは、とても等身大な歌詞を書く人だなあ、ということ。
たとえば冒頭に引用した「くだらないの中に」は、主人公である"僕"とその恋人である"君"との日常を描いた曲。
お互いのにおいを嗅ぎあってみたり、ときには喧嘩をして泣かせあったり、日々のちょっとしたことに「魔法がないと不便だよなあ」なんてひとりごちてみたりする。
なんというか、とてもリアルというか生々しいよな、という感じ。
きれいに作られている星野源じゃなくて、人間味あふれる星野源を見ている気になる。
もちろん、この曲の歌詞が実体験に基づくものなのかは分からないけれど、フィクションならフィクションで私小説風フィクションとして、とても 出来の良いものである。
"悪いことは重なるなあ
苦しい日々は続くのだ
赤い夕日が照らすのは
ビルと日々の陰だけさ"
(くせのうた/星野源)
もう一曲紹介したいのが「くせのうた」。
この曲をはじめて聴いたときは、正直、びっくりした。
基本的に"〜だ"と言い切る形で文章が終わるのだけど、たまに入る"〜なあ"とか、"〜かな"のおかげで、語っている主人公の人間味が見えるようにできているのだ。
主人公は彼女に苦悩や寂しさについて聞きたいと思っているんだけれど、自分が普段の生活の中にそういうものを感じているからこそ、聞きたくなる。
主人公について詳しく書かれているわけではないのに、想像が広がる素晴らしい歌詞だと思う。
さらにやられたなと思ったのは、"きみの癖を知りたいが ひかれそうで悩むのだ"で始まり、"きみの癖はなんですか?"で終わる歌詞の構成。
ひとつの話がまとまったという気持ち良さがあるし、星野源がちゃんと構成を考えて歌詞を作っている部分が垣間見える。
ストーリーとしては「くせはなんですか?」と聞くまでの葛藤を描いているだけ、人からすれば見ることのできない、本当に些細なこと。
だけど、一声かけるだけでも、とても勇気が必要だったり、思い巡らせてしまう気持ちは誰にでも経験があるのではないだろうか。
「くだらないの中に」もそうだけれど、日常のちょっとしたワンシーンを切り取ってみると、すばらしいストーリーになる。
星野源の歌詞のように世界を切り取ってみるのも面白いかもしれない。
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