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2016年10月4日火曜日

三人の奇才が共演!"The Grand Pecking Order/Oysterhead"


こんにちは。ギタリスト・ウクレレプレイヤーの出葉広貴です。

今回はオイスターヘッドのアルバム『グランド・ペッキング・オーダー』のレビューです!

昔よく聴いていたアルバムなのですが、最近聴き返してみてもとても格好良いので、ご紹介したいと思います。


Oysterhead(オイスターヘッド)は2000年結成のトリオバンド。

ギター・ボーカルにPhish(フィッシュ)のTrey Anastasio(トレイ・アナスタシオ)、ベース・ボーカル、Primus(プライマス)のLes Claypool(レス・クレイプール)、ドラムがThe Police( ポリス)のStewart Copeland(スチュワート・コープランド)という、なんと言いましょう、人気のあるアーティストの中でも個性的な三人の集まったバンドです。

2001年に今回紹介するThe Grand Pecking Orderをリリース、それに伴うライブを行ったのち、現在は活動を停止しているようですね。


ジャンルで分けるならばきっとロックに属する音楽なのですが、この三人が揃うと、そう一筋縄にはいきません。

テクニックとユーモアが一体混然となり、ハイセンスな悪ふざけのような世界を演出しています。

"悪ふざけ"といいましたが、音楽についてこの言葉を使うとき、僕はまったくネガティブな意味合いで使いません。

というのも、Phishの初期の作品や一部のジャズなど、僕が好きになる音楽には必ずジョーク、ユーモアのセンスを感じるのです。ちょっとひょうきんなへんてこな感じ。

音を無邪気に楽しむ、心の向くように楽しむのは音楽の根幹であり、このアルバムにも流れている文脈であるといえるのではないでしょうか。


収録曲はこちら。
1. Little Faces
2. Oz Is Everfloating
3. Mr. Oysterhead
4. Shadow Of A Man
5. Radon Balloon
6. Army's On Ecstasy
7. Rubberneck Lions
8. Polka Dot Rose
9. Birthday Boys
10. Wield The Spade
11. Pseudo Suicide
12. The Grand Pecking Order
13. Owner Of The World


5曲目「Radon Balloon」はTrey Anastasioのソロアルバム『Trey Anastasio』の中で、「Ray Down Balloon」というタイトルで再演されています。


Oysterheadのメンバーの中だとTrey Anastasioの音楽を一番聴いているので、彼の話を中心に持ってきますが、やはりOysterheadの音楽には色濃くTrey Anastasioのカラーが出ています。

もちろんPhishやソロアルバムの中でもカラーは出るわけですが、そういったどちらかというと"ホーム"の活動より、誰かと共演するなど"アウェイ"の方が本来の色味を感じることが出来るように思いますね。


YoutubeにBonnaroo 2006でのライブ映像があがっているので、載せておきますね。

もう十年近く前だと思いますが、この映像を観たときの衝撃は未だに覚えています。

興味がある方は、ぜひ聴いてみてくださいね!


[Event Info]
2016/10/11(Tue) 19:00~
Acousphere with Friends at 吉祥寺スターパインズカフェ
https://dewahiroki.blogspot.jp/2016/08/20161011tue-acousphere-with-friends.html


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